SAS9.4から、yearcutoff オプションのデフォルト値が 1926 になっていた

SAS 9.3 までは、デフォルト値が 1920 だったのですが、SAS 9.4 では 1926 になっていました。

オプションの設定内容をログに表示する proc options で設定内容を見てみましょう。

テストコード

proc options option=yearcutoff ;
run ;

実行ログ

 59         proc options option=yearcutoff ;
 60         run ;
 
     SAS (R) PROPRIETARY SOFTWARE RELEASE 9.4  TS1M2
 
  YEARCUTOFF=1926   2 桁の年の読み込みに日付の入出力形式で使用される、100 
                    年周期の最初の年を指定します。
 NOTE: PROCEDURE OPTIONS処理(合計処理時間):
       処理時間           0.00 秒
       CPU時間            0.00 秒

SAS 6 ではデフォルト値 1900 、SAS 7 からは 1920、SAS 9.4 からは 1926 みたいですね。よく変わっているみたいです。なんでこのタイミングで6年だけ変えたのか、気になるところです。

参考サイト見ると、SAS 9.4 では、sortsize とか、lrecl とか、他にもデフォルト値がけっこう変わってるみたいですね。

参考サイト

  1. Usage Note 46368: The default value for the YEARCUTOFF= system option has changed in SAS (英語)
  2. SAS(R) 9.4 Guide to Software Updates (英語)

コメント

  1. すみません。
    次のコードを実行すると最終的にpagesizeは77になると考えたのですが、86になってしまいます。
    なぜでしょうか?(実行環境はSAS9.2です)

    options pagesize=77;
    proc options option=pagesize;
    run;
    proc optsave out=Opt;
    run;

    options pagesize=80;
    proc options option=pagesize;
    run;

    proc optload data=Opt;
    run;
    proc options option=pagesize;
    run;

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    返信
    1. 環境によっては、ls, ps の値は印刷系オプションを変えると変わってしまうみたいですね。
      SAS UniversityEdition では起きなかったので気づきませんでした・・・。
       
      日本語オンラインヘルプでは、下記のオプションを変更した時に、環境によっては、ls, ps の値が変わるかも、という記述がありました。
      papersize
      orientation
      topmargin
      bottommargin
      leftmargin
      rightmargin

      もし、上記のオプションを設定した時、ls , ps の値が変わる環境のお使いの場合は、面倒ですが、
      これらのオプションを optload 時に読み込ませないようにするか、ls, ps の値を oplload 後に再設定するしかないようですね。。。

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